GB21 · 胆経 · 首・肩
肩井けんせい
図を拡大 肩井は肩のてっぺん、首と肩の間にある胆経の経穴。肩こりの代表穴として最もよく知られています。
01 場所を確かめる
首の付け根(第7頸椎)と肩先の中点、僧帽筋上縁の最も盛り上がる場所。
02 セルフケア
ツボの押し方(共通)
ツボ押しは気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。痛みが強い場合や体調が悪い場合はお休みください。妊娠中の方は、三陰交・合谷は使わないでください。ほかのツボも、かかりつけの医師や鍼灸師に相談のうえで行ってください。カイロやドライヤーで温めるときは、低温やけどに注意し、熱いと感じたらすぐに離してください。
肩井の注意・補足
- 妊娠中の方は強い刺激を避けてください。
注意すること
妊娠中の方は強い刺激を避けてください(古典でも妊娠中の禁忌穴とされます)。
このツボを、もう少し詳しく
東洋医学での見方
肩井は胆経の経穴で、文字通り「肩の井戸」として、肩の気のめぐりが集まる場所とされます。胆経は頭側面〜肩〜体側を通る長大な経絡で、肩井はその肩の中継点にあたります。
肩井が選ばれるのは、「気滞」「肝鬱」による肩のこわばり、頭重感、目の疲れなど。古典で肩井は「百会の下、肩の上、気が滞れば肩井に求む」と言われ、肩こりの第一選択として古来用いられてきました。
このため肩井は、肩こり(胆経の経絡を通し、肩の気滞を抜く代表穴)、頭の重さ(肩〜首〜頭の経絡の通り道を整える)の手がかりとして使われます。
体の構造と現代的な見方
肩井は第7頸椎棘突起と肩峰を結ぶ線の中点、僧帽筋上部の最も厚い場所に位置します。皮下を鎖骨上神経・副神経・肩甲背神経が分布し、深部に僧帽筋・肩甲挙筋・棘上筋が層を成します。皮膚分節としてはC4〜C5領域に含まれます。
筋膜の視点では、肩井は僧帽筋上部から頸部・後頭部まで連続する後面の筋膜と、胸郭〜横隔膜への深層連鎖の交差点にあたります。肩のこわばりが呼吸の浅さや頭重感に連動するのは、この連鎖を背景に説明されます。
研究面では、僧帽筋上部の硬さと頭痛・自律神経バランスを扱う報告が積み上がっています。あくまで研究の方向性であり、効果の断定ではありません。
このため肩井は、肩こり(僧帽筋上部・肩甲挙筋への直接作用)、頭の重さ(後頭部までの筋膜連鎖を介した波及)の症状で取り上げられます。


