CV17 · 任脈 · 胸・お腹

膻中だんちゅう

膻中(CV17)の位置図図を拡大

膻中は胸の真ん中、左右の乳頭を結んだ線の中央にある任脈の経穴。胸のつかえや、息苦しさを感じる時の手がかりです。

01 場所を確かめる

左右の乳頭を結んだ線の中央、胸骨の上にあります。男性は乳頭が指標になります。胸骨の縦の線上で第4肋間の高さです。

セルフケアと注意を見る

02 セルフケア

ツボの押し方(共通)

ツボ押しは気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。痛みが強い場合や体調が悪い場合はお休みください。妊娠中の方は、三陰交・合谷は使わないでください。ほかのツボも、かかりつけの医師や鍼灸師に相談のうえで行ってください。カイロやドライヤーで温めるときは、低温やけどに注意し、熱いと感じたらすぐに離してください。

注意すること

胸痛・激しい息切れ・動悸が続く場合は心臓疾患の可能性があるため、自己判断せず医療機関にご相談ください。

このツボを、もう少し詳しく

東洋医学での見方

膻中は心包の募穴であり、八会穴のうち気会とされる重要な経穴です。全身の気が集まる場所として知られます。

東洋医学では膻中を「気の海」と捉え、胸中の気の状態を最もよく映す場所とされます。情緒と呼吸に関わるサインが現れます。

体の構造と現代的な見方

膻中は胸骨体の中央、第4肋間の高さに位置します。胸骨直上のため筋層は薄く、深層は胸骨そのものです。

支配神経は第4肋間神経前皮枝(Th4)。心臓・心膜と同じデルマトームに位置します。

筋膜連鎖の観点では、Superficial Front Line(浅前線)とDeep Front Line(深前線)の合流点にあたり、胸郭中央で前面の張力が集約される場です。

研究面では、胸骨中央への刺激と自律神経バランス・呼吸機能に関する報告が散見されます。

← ツボ一覧へ戻る