BL12 · 膀胱経 · 背中・腰

風門ふうもん

風門(BL12)の位置図図を拡大

風門は背中の上部、首の付け根の少し下にある膀胱経の経穴。風邪のひき始めや、上背部のこわばりを感じる時の場所です。

01 場所を確かめる

第2胸椎の棘突起から、指2本分(約1.5寸)外側、左右にあります。首を前に倒すと飛び出す骨(第7頸椎)から、棘突起を3つ下にたどった高さです。

セルフケアと注意を見る

02 セルフケア

ツボの押し方(共通)

ツボ押しは気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。痛みが強い場合や体調が悪い場合はお休みください。妊娠中の方は、三陰交・合谷は使わないでください。ほかのツボも、かかりつけの医師や鍼灸師に相談のうえで行ってください。カイロやドライヤーで温めるときは、低温やけどに注意し、熱いと感じたらすぐに離してください。

注意すること

胸椎の症状(圧迫骨折・椎間板症など)の診断を受けている方は自己判断で強く押さず、医療機関にご相談ください。

このツボを、もう少し詳しく

東洋医学での見方

風門は膀胱経に属し、その名の通り「風邪が入る門」とされる経穴です。古典では風邪の予防や初期に用いられてきました。

東洋医学で外邪のうち「風」は上半身から侵入するとされ、風門は風邪をブロックする要の場所と捉えられます。外感症状の予防に応用されます。

体の構造と現代的な見方

風門は第2胸椎棘突起外方に位置し、表層は僧帽筋、深層には菱形筋・上後鋸筋があります。

支配神経は第2胸神経後枝(Th2)。デルマトームでは上胸部・上腕内側に対応する領域です。

筋膜連鎖の観点では、Superficial Back Line(浅背線)上にあり、後頭部〜頸部〜背中全体へとつながる線の上部にあたります。

研究面では、上背部経穴への温熱刺激と免疫機能・上気道症状に関する報告が散見されます。

← ツボ一覧へ戻る