ST7 · 胃経 · 頭・顔
下関げかん
図を拡大 下関は耳の前、頬骨弓のすぐ下にある胃経の経穴。顎関節の動きや、こめかみ周辺のだるさに関わる場所です。
01 場所を確かめる
頬骨弓(耳の前を横切る骨の出っ張り)の下縁で、口を閉じた時にくぼむ場所が目安です。口を開けると凹みが消えます。
02 セルフケア
ツボの押し方(共通)
ツボ押しは気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。痛みが強い場合や体調が悪い場合はお休みください。妊娠中の方は、三陰交・合谷は使わないでください。ほかのツボも、かかりつけの医師や鍼灸師に相談のうえで行ってください。カイロやドライヤーで温めるときは、低温やけどに注意し、熱いと感じたらすぐに離してください。
注意すること
顎関節症の急性期で強い痛みがある場合、開口時に音や引っかかりがある場合は自己判断せず歯科・口腔外科にご相談ください。
このツボを、もう少し詳しく
東洋医学での見方
下関は胃経に属し、胃経と胆経の交会穴でもあります。顔面と側頭部の境界にある重要な経穴です。
東洋医学では顔面の経絡が複雑に交差する場所として捉えられ、顎関節と側頭部の気を同時に整える場所とされます。
このため下関は、顔まわりや頭の重さといった、顎関節と側頭部の連動した症状の手がかりとして使われます。
体の構造と現代的な見方
下関は頬骨弓と下顎切痕のあいだのくぼみに位置し、深層には外側翼突筋があります。顎関節(TMJ)の真前にあたります。
支配神経は三叉神経第3枝(下顎神経)。深層には顎動脈・翼突筋静脈叢が分布します。
筋膜連鎖の観点では、Lateral Line(外側線)の頭部にあたり、側頭筋・胸鎖乳突筋・体側全体とつながります。
研究面では、下関周辺への刺激と顎関節症・三叉神経痛・緊張型頭痛に関する報告が積み上がっています。
このため下関は、口を開ける時の違和感やこめかみから顎にかけての重さといった顎関節症状の場面で取り上げられます。


