EX-HN5 · 経外奇穴 · 頭・顔
太陽たいよう
図を拡大 太陽はこめかみ、眉尻と目尻のあいだの凹みにある経外奇穴。片頭痛や側頭部の張り、目の疲れに向き合う代表的な場所です。
01 場所を確かめる
眉尻と目尻のあいだから、指1本分外側のくぼみが目安です。こめかみのもっとも凹んだ場所にあたります。
02 セルフケア
ツボの押し方(共通)
ツボ押しは気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。痛みが強い場合や体調が悪い場合はお休みください。妊娠中の方は、三陰交・合谷は使わないでください。ほかのツボも、かかりつけの医師や鍼灸師に相談のうえで行ってください。カイロやドライヤーで温めるときは、低温やけどに注意し、熱いと感じたらすぐに離してください。
太陽の注意・補足
- 強く押すと頭痛が悪化することがあるので、痛みを感じない圧で行います。
注意すること
脈打つような強い頭痛、突然の激しい頭痛は重大な疾患の可能性があるため、自己判断せず医療機関にご相談ください。
このツボを、もう少し詳しく
東洋医学での見方
太陽は経外奇穴のうち代表的な経穴で、十四経脈には属しません。こめかみという特殊な部位に位置し、古典では頭痛や目の症状に用いられてきました。
東洋医学では太陽の位置は「少陽の経気」が流れる側頭部にあたり、胆経・三焦経の影響を受ける場所と捉えられます。側頭部の気の停滞を解く窓口です。
このため太陽は、頭の重さや顔まわりの症状といった、側頭部の気血の停滞に関わる症状の手がかりとして使われます。
体の構造と現代的な見方
太陽は側頭骨側頭窩のもっとも凹んだ場所にあり、深層には側頭筋・浅側頭動脈が走ります。
支配神経は三叉神経第1枝(眼神経)の頬骨側頭枝と耳介側頭神経。側頭部の感覚を司る複数の神経が集まる場所です。
筋膜連鎖の観点では、Lateral Line(外側線)の頭部の最上端にあたり、首側面〜肩外側〜体側全体とつながる長いラインの起点となります。
研究面では、側頭部の経穴への刺激と緊張型頭痛・偏頭痛に関する報告が積み上がっています。
このため太陽は、こめかみが脈打つような頭痛や長時間のPC作業後の側頭部の張りといった頭部症状の場面で取り上げられます。


