SP4 · 脾経 · 膝・足
公孫こうそん
図を拡大 公孫は足の親指側、内側のアーチの後ろにある脾経の絡穴。胃の不調や月ごとの不調など、お腹のサインに広く使われる場所です。
01 場所を確かめる
足の内側、親指のつけねの骨(第1中足骨)を後ろにたどり、骨の底部のくぼみが目安です。土踏まずの少し前方にあたります。
02 セルフケア
ツボの押し方(共通)
ツボ押しは気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。痛みが強い場合や体調が悪い場合はお休みください。妊娠中の方は、三陰交・合谷は使わないでください。ほかのツボも、かかりつけの医師や鍼灸師に相談のうえで行ってください。カイロやドライヤーで温めるときは、低温やけどに注意し、熱いと感じたらすぐに離してください。
注意すること
妊娠中の方、足部に外傷や明らかな炎症がある場合は自己判断で押さず、医療機関にご相談ください。
このツボを、もう少し詳しく
東洋医学での見方
公孫は脾経の絡穴であり、八脈交会穴として衝脈に通じる経穴です。衝脈は月経や生殖に深く関わる経脈とされます。
東洋医学で脾は「運化を主る」働きを担い、飲食物を気血に変える臓と捉えられます。公孫はこの脾の働きを高め、消化器と婦人科症状に応用されます。
このため公孫は、お腹の滞りや月ごとの不調といった、消化と血の巡りが関わる症状の手がかりとして使われます。
体の構造と現代的な見方
公孫は第1中足骨底の前下方に位置し、母指外転筋の起始部にあたります。
支配神経は内側足底神経(脛骨神経からの分枝、L4-S1)。足底内側の感覚を担う神経の通り道です。
筋膜連鎖の観点では、Deep Front Line(深前線)の下端にあたり、下肢内側〜骨盤底〜横隔膜とつながる線の起点に近い場です。
研究面では、脾経下肢経穴への刺激と機能性消化不良・月経関連症状に関する報告が散見されます。
このため公孫は、食後の胃のもたれや月経周期の不調といった消化器・婦人科症状の場面で取り上げられます。


