CV12 · 任脈 · 胸・お腹

中脘ちゅうかん

中脘(CV12)の位置図図を拡大

中脘はおへそとみぞおちの真ん中にあり、胃の中心に対応する経穴。食後の重だるさや胃のつかえに、手のひらで温めるだけでも頼りになります。

01 場所を確かめる

おへその中央と胸骨下端(みぞおち)を結んだ線のちょうど中間。指4本分くらいおへその上にあたります。仰向けで指がやわらかく沈む位置です。

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02 セルフケア

ツボの押し方(共通)

ツボ押しは気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。痛みが強い場合や体調が悪い場合はお休みください。妊娠中の方は、三陰交・合谷は使わないでください。ほかのツボも、かかりつけの医師や鍼灸師に相談のうえで行ってください。カイロやドライヤーで温めるときは、低温やけどに注意し、熱いと感じたらすぐに離してください。

中脘の注意・補足

  • 食直後は避け、空腹時や寝る前が向いています。

注意すること

強い胃痛・吐血・発熱を伴うお腹の症状、妊娠中、お腹の手術後の方は自己判断で押さず、医療機関にご相談ください。

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東洋医学での見方

中脘は胃の募穴であり、八会穴のうち腑会でもあります。胃の気が体表に集まる場所で、消化器(六腑)全体を整える代表的な経穴とされています。

東洋医学では胃を「水穀の海」と呼び、食べたものを気血に変える出発点と捉えます。中脘はこの胃の働きを助け、気を中央に巡らせる役割を担うとされています。

体の構造と現代的な見方

中脘の下層には腹直筋・腹横筋があり、腹腔内では胃の中央部(胃体)とほぼ重なる位置にあります。

支配神経は第7〜8肋間神経前皮枝(Th7-8)。デルマトームでも胃に対応する領域と一致します。

筋膜連鎖の観点では、Deep Front Line(深前線)上にあり、横隔膜・腰方形筋・骨盤底とつながる位置にあります。胃と呼吸・姿勢が連動して動く場でもあります。

研究面では、中脘への鍼や温灸が胃の蠕動運動や機能性消化不良に与える影響について報告が積み上がっています。

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