LI11 · 大腸経 · 腕・手
曲池きょくち
図を拡大 曲池は肘を曲げた時にできる横じわの端にある大腸経の経穴。肘の張りや、顔まわり・腕の症状に幅広く使われる代表的な場所です。
01 場所を確かめる
肘を90度に曲げた時にできる横じわの、親指側の端のくぼみが目安です。上腕骨外側上顆と橈骨頭のあいだにあたります。
02 セルフケア
ツボの押し方(共通)
ツボ押しは気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。痛みが強い場合や体調が悪い場合はお休みください。妊娠中の方は、三陰交・合谷は使わないでください。ほかのツボも、かかりつけの医師や鍼灸師に相談のうえで行ってください。カイロやドライヤーで温めるときは、低温やけどに注意し、熱いと感じたらすぐに離してください。
注意すること
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の急性期は強く押さないでください。痛みが続く場合は医療機関にご相談ください。
このツボを、もう少し詳しく
東洋医学での見方
曲池は大腸経の合穴であり、五行で土に属する重要な経穴です。古典では「清熱・調腸」(熱を冷まし腸を整える)の代表穴とされてきました。
東洋医学で大腸経は顔面・口・歯にも通じる経絡とされ、曲池はこの経絡の気を整える要の場所と捉えられます。上半身の熱や炎症のサインに広く応用されます。
このため曲池は、肩こりや顔まわりの症状といった、大腸経のラインに沿った症状の手がかりとして使われます。
体の構造と現代的な見方
曲池は上腕骨外側上顆のすぐ前にあり、長橈側手根伸筋・腕橈骨筋の起始部にあたります。テニス肘の好発部位そのものです。
支配神経は橈骨神経(C5-T1)。深く刺激すると前腕外側に響きが広がります。
筋膜連鎖の観点では、Superficial Back Arm Line(浅背腕線)とDeep Back Arm Lineの合流点にあり、上肢全体の張力が集まる場所です。
研究面では、曲池への刺激と上腕外側上顆炎(テニス肘)・血圧調節に関する報告が積み上がっています。
このため曲池は、肘外側の張りや顔面の熱感・赤みといった上半身の症状の場面で取り上げられます。


