GB34 · 胆経 · 膝・足
陽陵泉ようりょうせん
図を拡大 陽陵泉は膝の外側、腓骨頭の前下方にある胆経の経穴。八会穴のうち「筋会」とされ、筋肉や腱の状態に関わるサインの場所です。
01 場所を確かめる
椅子に座って膝を90度に曲げた時、膝外側の少し下に触れる骨の出っ張り(腓骨頭)の前下方のくぼみが目安です。
02 セルフケア
ツボの押し方(共通)
ツボ押しは気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。痛みが強い場合や体調が悪い場合はお休みください。妊娠中の方は、三陰交・合谷は使わないでください。ほかのツボも、かかりつけの医師や鍼灸師に相談のうえで行ってください。カイロやドライヤーで温めるときは、低温やけどに注意し、熱いと感じたらすぐに離してください。
注意すること
腓骨神経の近くを通るため、強く押し続けて痺れが出る場合はすぐに中止してください。
このツボを、もう少し詳しく
東洋医学での見方
陽陵泉は胆経の合穴であり、八会穴のうち筋会とされます。全身の筋・腱の状態に関わる経穴と古典に記されてきました。
東洋医学で肝は「筋を主る」とされ、胆と肝は表裏関係にあります。陽陵泉はこの肝胆の働きを通じて、全身の筋のしなやかさを整える場所と捉えられます。
このため陽陵泉は、肩こりや腰の重さといった、筋肉のこわばりが関わる症状の手がかりとして使われます。
体の構造と現代的な見方
陽陵泉は腓骨頭の前下方に位置し、長腓骨筋の起始部にあります。
支配神経は総腓骨神経(L4-S2)。この近傍を総腓骨神経が走るため、深部刺激で下腿外側への響きが得られます。
筋膜連鎖の観点では、Lateral Line(外側線)上にあり、足首外側〜大腿外側〜体幹外側〜頸部までつながる長いラインの中継地点です。下半身の側面のこわばりが集約されます。
研究面では、陽陵泉への刺激と下肢筋緊張・歩行機能に関する報告が散見されます。
このため陽陵泉は、歩きすぎた日の脚の張りや体側全体のこわばりといった筋・腱症状の場面で取り上げられます。


