TE5 · 三焦経 · 腕・手
外関がいかん
図を拡大 外関は前腕の甲側にある、三焦経の絡穴。耳の周りや側頭部のこわばり、目の疲れを感じる時の手がかりになります。
01 場所を確かめる
手首の甲側の横じわから、指3本分(約2寸)肘寄りの中央。橈骨と尺骨のあいだのくぼみで、内関のちょうど反対側にあたります。
02 セルフケア
ツボの押し方(共通)
ツボ押しは気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。痛みが強い場合や体調が悪い場合はお休みください。妊娠中の方は、三陰交・合谷は使わないでください。ほかのツボも、かかりつけの医師や鍼灸師に相談のうえで行ってください。カイロやドライヤーで温めるときは、低温やけどに注意し、熱いと感じたらすぐに離してください。
注意すること
前腕に痺れや明らかな痛みがある場合、過去に骨折歴がある場合は自己判断せず医療機関にご相談ください。
このツボを、もう少し詳しく
東洋医学での見方
外関は三焦経の絡穴であり、八脈交会穴として陽維脈に通じます。体の側面・外側を流れる気の調整に関わる経穴とされます。
東洋医学で三焦は「水道を通調する」働きをもち、全身の水分や熱の巡りを管理する器官と捉えられています。外関はこの三焦の気を体表で動かす場とされます。
このため外関は、頭の重さや肩こりといった側頭部や肩外側に滞りが出る症状の手がかりとして使われます。
体の構造と現代的な見方
外関は橈骨と尺骨のあいだ、総指伸筋・長母指伸筋のあいだのくぼみに位置します。深層は前腕骨間膜です。
支配神経は後骨間神経(橈骨神経深枝、C7-T1)。骨間膜まで届く深い圧で響きが得られます。
筋膜連鎖の観点では、Superficial Back Arm Line(浅背腕線)上にあり、肩外側・側頸部・側頭部とつながっています。デスクワークでの肩外側のこわばりが現れやすい場です。
研究面では、外関への刺激と緊張型頭痛・偏頭痛に関する報告が散見されます。
このため外関は、側頭部や首外側の重さや目の奥の疲れといった上半身側面の症状の場面で取り上げられます。


