LI20 · 大腸経 · 頭・顔
迎香げいこう
図を拡大 迎香は小鼻のすぐ脇にある大腸経の経穴。鼻づまりや花粉症の季節の頼りになる、顔面の代表的な場所です。
01 場所を確かめる
小鼻のもっとも膨らんだ部分の真横、頬とのあいだの溝(鼻唇溝)の中にあります。左右にあります。
02 セルフケア
ツボの押し方(共通)
ツボ押しは気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。痛みが強い場合や体調が悪い場合はお休みください。妊娠中の方は、三陰交・合谷は使わないでください。ほかのツボも、かかりつけの医師や鍼灸師に相談のうえで行ってください。カイロやドライヤーで温めるときは、低温やけどに注意し、熱いと感じたらすぐに離してください。
注意すること
皮膚炎・湿疹がある場合、強い圧は避けてください。鼻の痛みや出血が続く場合は医療機関にご相談ください。
このツボを、もう少し詳しく
東洋医学での見方
迎香は大腸経の終穴であり、その名の通り「香を迎える」、嗅覚に関わる経穴とされます。古典では鼻づまりに使う代表穴として記されてきました。
東洋医学で肺は「鼻に開竅す」とされ、肺の気が鼻を通じて外と通じると捉えられます。迎香は大腸経の終点として肺気と連動し、鼻周囲の気を巡らせる場所です。
このため迎香は、顔まわりや頭の重さといった、鼻周辺と上半身の気の停滞に関わる症状の手がかりとして使われます。
体の構造と現代的な見方
迎香は上唇挙筋と鼻筋のあいだ、鼻唇溝の中に位置します。深層は上顎骨です。
支配神経は表層が顔面神経頬筋枝、感覚が三叉神経第2枝(上顎神経)の眼窩下神経。鼻粘膜にも近接します。
筋膜連鎖の観点では、Superficial Front Line(浅前線)の頭頂部分にあり、顔面前面の表情筋群と連動する場です。
研究面では、迎香への刺激とアレルギー性鼻炎・鼻づまりに関する報告が積み上がっています。
このため迎香は、花粉症の鼻づまりや顔面の重だるさといった鼻周辺症状の場面で取り上げられます。


