BL25 · 膀胱経 · 背中・腰
大腸兪だいちょうゆ
図を拡大 大腸兪は腰の下のほうにある膀胱経の経穴。お通じの滞りや、腰の重だるさを感じる時の手がかりになる場所です。
01 場所を確かめる
おへその真裏あたりにある第4腰椎の棘突起から、指2本分(約1.5寸)外側、左右にあります。骨盤の上縁を結んだ線とほぼ同じ高さです。
02 セルフケア
ツボの押し方(共通)
ツボ押しは気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。痛みが強い場合や体調が悪い場合はお休みください。妊娠中の方は、三陰交・合谷は使わないでください。ほかのツボも、かかりつけの医師や鍼灸師に相談のうえで行ってください。カイロやドライヤーで温めるときは、低温やけどに注意し、熱いと感じたらすぐに離してください。
注意すること
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の診断を受けている方は、自己判断で強く押さず、医療機関や鍼灸院にご相談ください。
このツボを、もう少し詳しく
東洋医学での見方
大腸兪は大腸の背兪穴で、大腸の気が背中に流れ込む場所とされます。背中側から大腸の働きを整える経穴と捉えられます。
東洋医学では大腸を「伝導の官、変化出づ」とし、消化吸収後の不要物を体外へ送り出す働きを担うとされます。大腸兪はこの伝導機能を支える要の場所です。
このため大腸兪は、お腹の滞りや腰の重さといった、排便機能と腰部の状態が連動する症状の手がかりとして使われます。
体の構造と現代的な見方
大腸兪は第4腰椎棘突起外方に位置し、表層には胸腰筋膜、深層には脊柱起立筋(最長筋・腸肋筋)があります。
支配神経は第4腰神経後枝(L4)。デルマトームでは下肢前面・大腿外側に対応する領域です。
筋膜連鎖の観点では、Superficial Back Line(浅背線)上にあり、仙骨・大臀筋・ハムストリングスへとつながります。腰椎の動きと骨盤・下肢の連動が集約される場です。
研究面では、腰部経穴への刺激と結腸蠕動・慢性便秘に関する報告が散見されます。
このため大腸兪は、慢性的な便通の滞りや仕事後の腰の重さといった消化器と腰部の症状の場面で取り上げられます。


