EX-HN16 · 経外奇穴 · 耳

安眠あんみん

安眠(EX-HN16)の位置図図を拡大

安眠は耳の後ろにある経外奇穴。名前の通り、眠りの質を整える時の手がかりになります。

01 場所を確かめる

耳たぶの後ろ、乳様突起と下顎角を結ぶ線の中点、胸鎖乳突筋の後縁にあるくぼみが目安です。

セルフケアと注意を見る

02 セルフケア

ツボの押し方(共通)

ツボ押しは気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。痛みが強い場合や体調が悪い場合はお休みください。妊娠中の方は、三陰交・合谷は使わないでください。ほかのツボも、かかりつけの医師や鍼灸師に相談のうえで行ってください。カイロやドライヤーで温めるときは、低温やけどに注意し、熱いと感じたらすぐに離してください。

注意すること

ツボ押しはセルフケアです。強い刺激や長時間の圧は控えてください。

このツボを、もう少し詳しく

東洋医学での見方

安眠は経外奇穴に分類され、文字通り「安らかな眠り」の名を持つ経穴です。頭部・首の経絡が集まる場所にあり、頭にのぼった気のめぐりを整えるために使われます。

安眠が選ばれるのは、「肝陽上亢」「心神不寧」といった、頭が冴えて落ち着かない状態。日中の緊張が首肩に残り、夜になっても抜けない時の手がかりになる経穴です。

体の構造と現代的な見方

安眠は乳様突起の後下方、胸鎖乳突筋付着部の後縁に位置します。皮下を大耳介神経・小後頭神経が分布し、深部に胸鎖乳突筋・頭板状筋が広がります。皮膚分節としてはC2〜C3領域に含まれます。

解剖学的に重要なのは、すぐ前方を迷走神経の枝(耳介枝=Arnold神経)が分布していること。皮膚から迷走神経を刺激しうる希少な領域の一つで、副交感神経活性との関連で議論されることがあります。

研究面では、耳周辺への接触刺激と心拍変動(HRV)・副交感神経活動を扱う報告が積み上がっています。あくまで研究の方向性であり、効果の断定ではありません。

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